誘導灯の使い方は、誘導灯に表示された避難口や矢印を確認し、その表示に従って安全な避難口へ向かうことです。
誘導灯には、主に「避難口誘導灯」「通路誘導灯」「客席誘導灯」があり、それぞれ役割が異なります。
火災や停電が発生した場合でも避難経路を確認できるよう、誘導灯には非常電源が設けられています。
1.【条文】
消防法施行令第26条(誘導灯及び誘導標識に関する基準)
消防法施行規則第28条の2
消防法施行規則第28条の3
消防法施行令第26条では、誘導灯について、
・避難口誘導灯
・通路誘導灯
・客席誘導灯
などの区分が定められています。
避難口誘導灯は、避難口であることを示す緑色の灯火として設けられます。
通路誘導灯は、廊下や通路などに設けられ、避難する方向を示します。
また、誘導灯には停電した場合でも点灯できるよう非常電源を設けることが定められています。
2.【使用方法解説】
①避難口誘導灯を確認する

避難口誘導灯は、避難に使用する出入口などに設置されています。
人が出口へ向かっているピクトグラムが表示されており、その場所が避難口であることを示しています。
火災が発生した場合は、避難口誘導灯を確認しながら安全な出口へ向かいます。
②通路誘導灯の矢印を確認する

廊下や通路では、通路誘導灯を確認します。
通路誘導灯には避難方向を示す矢印が表示されているものがあります。
矢印が表示されている場合は、矢印が示す方向へ進みます。
曲がり角などでは、次の誘導灯を確認しながら避難します。
③次の誘導灯を確認しながら進む

避難経路では、一つの誘導灯だけを見るのではなく、
現在見えている誘導灯 → 次の誘導灯
というように、順番に確認しながら進みます。
特に煙などによって周囲が見えにくくなる場合には、誘導灯や避難口の位置を確認しながら、安全な避難経路を選択します。
④避難口から建物の外へ避難する

避難口誘導灯が設置されている出口や階段などを利用して避難します。
建物の構造によっては、誘導灯が示す先が直接屋外ではなく、避難階段や避難経路につながっている場合もあります。
誘導灯の表示に従い、安全な場所まで避難してください。
3.【解説・その他】
・誘導灯は、火災時などに避難口や避難方向を分かりやすく示すための設備です。
・避難口誘導灯は、避難口であることを表示します。
・通路誘導灯は、廊下や通路などで避難方向を示します。
・客席誘導灯は、劇場などの客席通路に設置され、避難に必要な明るさを確保します。
・誘導灯には非常電源が設けられており、停電した場合でも一定時間点灯できるようになっています。
・一般的な誘導灯の非常電源は、原則として20分間以上作動できる容量が必要です。
・一定規模以上の建築物などでは、避難経路に設置する誘導灯について60分間以上作動できる非常電源が必要となる場合があります。
・誘導灯の前に荷物や広告物などを置いて、表示が見えにくくならないようにすることが重要です。
・通路誘導灯の矢印は、避難する方向を示しています。建物内で誘導灯を見かけたときに、普段から避難経路を確認しておくと、火災時の避難につながります。
・誘導灯は通常、自分でスイッチを押して使用する設備ではありません。日常から点灯しているものが多く、火災時や停電時に避難する人が表示を確認して使用します。
4.【FAQ】
Q1. 誘導灯は火災が発生したら操作する?
通常、避難する人が誘導灯を操作する必要はありません。
誘導灯は、避難口や避難方向を表示するために設置されており、表示を確認しながら避難します。
設備によっては一定の条件で点灯方法が変わるものもあります。
Q2. 誘導灯の矢印は何を示している?
避難する方向を示しています。
廊下や通路では、矢印の方向へ進み、次の誘導灯を確認しながら避難します。
Q3. 緑色で人だけが描かれている誘導灯と、矢印が付いている誘導灯の違いは?
主に役割が異なります。
避難口誘導灯は、避難口であることを示します。
通路誘導灯は、避難口へ向かう方向を示すため、矢印が表示されているものがあります。
Q4. 停電すると誘導灯も消える?
通常は、停電してもすぐには消えません。
誘導灯には非常電源が設けられており、常用電源が停止した場合でも一定時間点灯できるようになっています。
一般的には20分間以上作動できる容量が必要で、一定の大規模建築物などでは60分間以上必要となる場合があります。
Q5. 誘導灯の前に物を置いてもいい?
誘導灯が見えなくなるような状態にしてはいけません。
誘導灯は避難する人から確認できることが重要です。
誘導灯の周囲には、誘導灯と紛らわしい灯火や、表示を遮る広告物・掲示物などを設けないこととされています。
Q6. 誘導灯と誘導標識は同じもの?
異なります。
誘導灯は、電気によって表示面を点灯する設備です。
一方、誘導標識は、避難口や避難方向を示す標識です。
どちらも避難する方向や避難口を分かりやすくするためのものですが、設備としての構造や設置基準が異なります。
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