火災通報装置の使い方は?|消防法令の定義を解説

火災通報装置の使い方は、親機又は子機にある押しボタンを押すことで自動的に消防機関へ通報することができます。また、通報後、消防機関と通話することができます。

1.【条文】

消防法施行令第23条

消防法施行規則第25条

←火災通報装置とは?

総務省消防庁 通報訓練要領

2.【使用方法解説】

①火災を見つけたら通報ボタンを強く押す

②自動で管轄消防署へ通報される。

③自動音声で住所・建物名が流れる。

④自動音声の後、「逆信してください」のメッセージが流れ、受話器から電子音が流れるので受話器を取り、通話する。

3.【解説・その他】

・間違ってボタンを押さないよう、カバーが付いています。緊急時には強く押してカバーを破って通報してください。なお、訓練や点検時にはカバーを外して通報できます。

・自動音声の最中に割り込み通話することも可能です。

・逆信で消防からの連絡がありますが、対応ができなければ火災とみなされて出動することとなります。

(6)項ロでは、自動火災報知設備の感知器の作動によっても自動的に通報されます。(直接通報)

4.【FAQ】

Q1. 火災通報装置は全ての防火対象物に設置されている?

次の基準となります。

全部(6)項イ(1)(6)項イ(2)(6)項イ(3)(6)項ロ(16の2)項(16の3)項
500㎡以上(1)項イ(1)項ロ(2)項イ(2)項ロ(2)項ハ(2)項ニ(4)項(5)項イ(6)項イ(4)(6)項ハ(6)項ニ(12)項イ(12)項ロ(17)項
1000㎡以上(3)項イ(3)項ロ(5)項ロ(7)項(8)項(9)項イ(9)項ロ(10)項(11)項(13)項イ(13)項ロ(14)項(15)項

・固定電話や携帯電話で代替可能です。ただし、(5)項イ(6)項イ(6)項ロ(6)項ハは固定電話や携帯電話では代替不可で、火災通報装置の設置が必要となります。

 

Q2. 自動音声メッセージはどういう内容?
【直接押した場合】

プププ・プププ

火事です。火事です。

こちらは(住所、○○市○○町○○)、(建物名、○○ビル)です。電話番号は(○○)です。逆信してください。

【自動火災報知設備の信号によるもの】

ピンポーン・ピンポーン

自動火災報知設備が作動しました。

こちらは(住所、○○市○○町○○)、(建物名、○○ビル)です。電話番号は(○○)です。逆信してください。

 

Q3. 一時的に止めることはできる?

通話割り込みボタンを押せば自動音声を止めて消防機関と通話することができます。

間違えて通報した場合では、早めに報告することが望ましいです。

 

Q4. 逆信がうまくいかないことがある?

①古い機種を使っている場合

NTTの回線がメタル回線からIP回線に変わったため、古い機種では逆信が上手くできない場合があります。

NTT固定電話のIP網移行に伴って火災通報装置に発生する事象への対応について

②電話回線に留守番電話やFAXの機種も併せて使っている場合

逆信には数秒タイムラグがありますが、先に留守番電話やFAXにつながる場合があります。

 

Q5. 通報が上手くできない場合がある?

普段使わない回線であるため、間違って解約してしまったり、安い回線に切り替えた場合、通報できなくなる場合があります。

半年に1回実施する消防用設備等の点検で確認してください。

←消防用設備等の点検とは?

 

それゆけ!ほむらくん!の実践防火講座でも紹介しています。

第1回 通報訓練

 

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