流水検知装置とは、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備又は泡消火設備に設ける自動警報装置の一部で、本体内の流水現象を自動的に検知して、信号又は警報を発する装置をいいます。
アラーム弁などとも言われます。
1.【条文】
消防法施行令第12・14・15条
流水検知装置の技術上の規格を定める省令(昭和58年自治省令第2号)
2.【用語の定義】
流水検知装置に関する用語の定義は次のとおりです。
| 流水検知装置 | 湿式流水検知装置、乾式流水検知装置及び予作動式流水検知装置をいい、本体内の流水現象を自動的に検知して、信号又は警報を発する装置をいう。 |
| 湿式流水検知装置 | 一次側(本体への流入側で弁体までの部分)及び二次側(本体からの流出側で弁体からの部分)に加圧水又は加圧泡水溶液(以下「加圧水等」という。)を満たした状態にあり、閉鎖型スプリンクラーヘッド又は一斉開放弁その他の弁が開放した場合、二次側の圧力低下により弁体が開き、加圧水等が二次側へ流出する装置をいう。 |
| 乾式流水検知装置 | 一次側に加圧水等を、二次側に加圧空気を満たした状態にあり、閉鎖型スプリンクラーヘッド等が開放した場合、二次側の圧力低下により弁体が開き、加圧水等が二次側へ流出する装置をいう。 |
| 予作動式流水検知装置 | 一次側に加圧水等を、二次側に空気を満たした状態にあり、火災報知設備の感知器、火災感知用ヘッドその他の感知のための機器が作動した場合、弁体が開き、加圧水等が二次側へ流出する装置をいう。 |
| 使用圧力範囲 | 流水検知装置の機能に支障を生じない一次側の圧力の範囲をいう。 |
| 圧力設定値 | 二次側に圧力の設定を必要とする流水検知装置において、使用圧力範囲における一次側の圧力に対応する二次側の圧力の設定値をいう。 |
3.【解説・その他】
・流水検知装置は、自動警報装置の一部として、流水検知装置、表示装置、音響警報装置により構成されています。
・湿式、乾式、予作動式があります。
・流水検知装置は、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、泡消火設備、特定駐車場用泡消火設備の水を使用した自動消火設備に設置されます。
・流水検知装置は、閉鎖型スプリンクラーヘッド、閉鎖型泡水溶液ヘッド又は一斉開放弁その他の弁の開放により、水又は泡水溶液が流れると、本体の弁が押し上げられて開き、圧力スイッチが作動して、警報を発するものです。
・圧力スイッチ及びリターディングチャンバーを利用したものやパドル型流水検知装置もあります。
・流水検知装置の構造及び機能は、次のように定められています。
| 加圧送水装置を起動させるものにあつては、逆止弁構造を有すること。 |
| 堆積物により機能に支障を生じないこと。 |
| 管との接続部は、管と容易に接続できること。 |
| 加圧水等の通過する部分は、滑らかに仕上げられていること。 |
| 本体及びその部品は、保守点検及び取替えが容易にできること。 |
| 弁座面は、機能に有害な影響を及ぼすきずがないこと。 |
| スイッチ類は、防滴のための有効な措置が講じられていること。 |
| 感度調整装置は、露出して設けられていないこと。 |
・流水検知装置は検定制度の対象であるため、検定を受ける必要があります。
3.【FAQ】
Q1. 流水検知装置はどういった場所に設置されている?
ポンプ側から各階の制御弁と同じ位置(警戒区域)に設置されます。
主に3,000㎡ごとに設置することが多く、階の床面積が大きい場合は複数個所に設置する場合があります。
Q2. 警報を鳴らすものとして他のタイプはあるか?
通常はベルやサイレンで警報を発したり、制御盤等へ信号を送り音を発します。
その他としてウォーター・モーター・ゴングという、水流を利用してゴングを回転させ、鐘を鳴らす仕組みの警報装置もあります。
消防法令でお困りの時にはご連絡ください!
元消防士・全類取得消防設備士・行政書士の行政書士法人吉村防災システムが回答いたします。