連動型警報機能付感知器とは、警報機能付感知器で、火災の発生を感知した場合に火災信号を他の感知器に発信する機能及び他の感知器からの火災信号を受信した場合に火災警報を発する機能を有するものをいいます。
自動火災報知設備の構成部品である感知器の一種です。
1.【条文】
消防法施行令第21条
消防法施行規則第23条~第24条の2
火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令
感知器とは、火災により生ずる熱、火災により生ずる燃焼生成物(以下「煙」という。)又は火災により生ずる炎を利用して自動的に火災の発生を感知し、火災信号又は火災情報信号を受信機若しくは中継器又は消火設備等に発信するものをいう。
2.【解説・その他】
・連動型警報機能付感知器の基準は次のとおりです。
| 警報を10分間以上継続できること。 |
| 警報音の音圧は、定格電圧の85%(供給される電力に係る電圧変動の範囲を指定する受信機若しくは中継器に接続するもの又は受信機若しくは中継器から電力を供給されないものにあっては、指定された範囲の下限値)の電圧において、無響室で警報部の中心から前方1m離れた地点で測定した値が、70デシベル以上であること。 |
| 火災の発生を感知した場合に連動型警報機能付感知器から発信する火災信号は、他の連動型警報機能付感知器に確実に信号を伝達することができるものであること。 |
| 火災信号を、他の連動型警報機能付感知器から確実に受信することができるものであること。 |
| 他の連動型警報機能付感知器により火災信号を受信した場合に、確実に火災警報を発することができるものであること。 |
| 電源に電池を用いるものにあっては、次によること。 (1) 電池の交換が容易にできること。 (2) 電池の電圧が感知器を有効に作動できる電圧の下限値となったことを72時間以上点滅表示等により自動的に表示し、又はその旨を72時間以上音響により伝達することができること。 |
| スイッチの操作により火災警報を停止することができるものにあっては、次によること。 (1) スイッチの操作により火災警報を停止した場合において、火災の発生を感知した連動型警報機能付感知器にあっては15分以内に、それ以外の連動型警報機能付感知器にあっては速やかに、自動的に適正な監視状態に復旧するものであること。 (2) 火災の発生を感知した連動型警報機能付感知器の火災警報を、それ以外の連動型警報機能付感知器のスイッチ操作により停止できないものであること。 |
| 「連動型警報機能付」という文字を見やすい箇所に容易に消えないように表示しなければならない。 |
3.【その他の用語】
| 警戒区域 | 火災の発生した区域を他の区域と区別して識別することができる最小単位の区域をいう。 |
| 感知区域 | 壁又は取付面から0.4m(差動式分布型感知器又は煙感知器を設ける場合は、0.6m)以上突き出したはり等によって区画された部分をいう。 |
| 蓄積付加装置 | 受信機が検出した火災信号を蓄積することにより非火災報の防止を図ることができる機能を受信機に付加する装置をいう。 |
| 移報用装置 | 自動火災報知設備の火災信号を他の防災機器に移報するための装置をいう。 |
4.【FAQ】
Q1. 連動型警報機能付感知器の特徴は?
・平成20年の改正省令時に新たに定義された感知器です。
・感知器本体に直接、警報機能が備わっています。
・火災が発生した旨の警報(火災警報)を発します。
・警報機能付感知器のうち、他の感知器と連動して警報を発する感知器です。
・具体的には特定小規模施設用自動火災報知設備が該当します。
Q2. 連動型警報機能付感知器はどんなものを設置してもいいのか?
自動火災報知設備の受信機、発信機、中継器、感知器は検定制度で合格したものでなければ設置できません。
Q3. 感知器の工事や整備をするのに資格は必要か?
感知器の工事・整備・点検を行うためには消防設備士甲種4類の資格が必要です。
整備・点検を行うためには消防設備士乙種4類の資格が必要です。
点検を行うためには第二種消防設備点検資格者の資格が必要です。
Q4. 感知器の新設、増設、移設、取替えを行う際、必要な届出はあるか?
感知器を設置する場合、「着工届」を工事する10日前までに届出する必要があります。
設置後4日以内に「設置届」を届出する必要があります。
※感知器の増設、移設、取替えを行う際、数が少ない場合は軽微な工事として着工届を省略できる場合もありますので必要に応じて管轄する消防署へ確認してください。
Q5. 感知器を使う設備は何があるか?
自動火災報知設備、特定小規模施設用自動火災報知設備、共同住宅用自動火災報知設備、住戸用自動火災報知設備、複合型居住施設用自動火災報知設備以外に、スプリンクラー設備、不活性ガス消火設備などの自動消火を行うための感知用、防火設備を閉鎖させるための感知用でも使用されます。
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