泡消火設備とは?|消防法令の定義を解説

泡消火設備とは、自動車駐車場や危険物施設など、水による消火が困難な場所で、泡を用いて消火する消防用設備です。

 

 

1【条文】

 消防法施行令第13条、第15条

 消防法施行規則第18条

 危険物の規制に関する政令第20条

 

2【解説・その他】

・泡消火設備は以下の部分に設置する必要があります。

(13)項ロ飛行機等の格納庫
屋上部分ヘリコプターの離発着のように供されるもの
駐車のように供される部分床面積が地階又は2階以上の階は200㎡、1階は500㎡、屋上は300㎡以上のもの
自動車の修理のように供される部分床面積が地階又は2階以上の階は200㎡、1階は500㎡、屋上は300㎡以上のもの
防火対象物の道路のように供される部分床面積が屋上は600㎡、それ以外は400㎡のもの
危険物施設・指定可燃物指定数量の1000倍以上貯蔵し、又は取り扱うもの

 

・泡により燃焼面を覆うことで空気の供給を遮断する窒息消火と、温度を下げる冷却消火の効果があります。

・その他の設置場所の例として、危険物施設などがあります。

・消火方法には全域放出方式、局所放出方式、移動式があります。

・消火薬剤はたんぱく泡、合成界面活性剤泡、水成膜泡があります。

・起動方法は自動式と手動式があり、手動式では手動起動装置を使って起動させます。

水噴霧消火設備泡消火設備不活性ガス消火設備ハロゲン化物消火設備粉末消火設備の5種類の消火設備は車両や電気工作物等の消火を行うため、「特殊消火設備」と言われています。

 

3【FAQ】

Q1. 泡消火設備はどこでも設置できますか?

泡消火設備を設置する場所はスプリンクラー設備など、水のみでは十分に消火できない場所に設置されます。

 

Q2. 泡消火薬剤は危険ですか?
古い消火薬剤には有機フッ素化合物(PFAS)が含まれている場合がありますが、現在は順次交換が進められています。

 

Q3. 泡は大量に出るのですか?

通常は大量の泡で消火するため、50㎡~100㎡程度の区画全体のヘッドから泡が放出されます。

最近では「特定駐車場用泡消火設備」という火災が発生した部分にのみ泡を放出し、少ない泡で消火できる設備もあります。

 

それゆけ!ほむらくん!の消防設備講座でも紹介しています。

第14回 泡消火設備

 

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